登山の上りと下り

2021年01月14日

よく人生は、山登りに例えられますが

登山の上りと下りでは景色が全く違う

上りはとにかく楽しい

雪にはしゃぎ

景色に心躍らせ

頂上にはもっと素晴らしい景色が広がっていると期待し

写真をパシャパシャ撮るのは上りばかり

ワクワクしながら頂上を目指す
 

 

 

 

下りになると

同じ景色なはずなのに

上りの時のときめきは、もはや消えて

ただひたすら

転ばぬように

滑らぬように

慎重になりながらも

早く下りきることの他

目的はなく

あまり楽しむ余裕などない

振り返りはするけれど

ちゃんと下りきるまで

もとの場所に戻る事は決してない

もとの場所に戻る事は危険だ

17時になると日が沈み

暗闇の中、下山する事は恐怖でしかない

 




下山した時に

鹿の群れを見た

鹿=俊敏な動物

軽やかに動くというメッセージを受け取って

また新たな山に上る
 

由布岳6